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八方睨みの虎

 昨日、訪問診療先のグループホームに行ってきました。職員に非常に絵の上手な女性がいます。彼女の絵はしばしば施設内に飾られております。その絵を題材に、小生が拙い俳句を詠み、絵画にその句を併記して貰っております。今回の作品は「八方虎」であります。

 「八方虎」は、四方八方から見ても、虎と目が合います。ずーっと睨まれてる迫力のある虎なのです!虎は「1日にして千里を行き千里を返す」という例えから開運上昇の代名詞として使われています。また、「八方睨み」とは、虎の鋭い眼光で八方から押し寄せる厄災から守ってくれる魔除けとされています。

 一方、背景には天を目指して伸びていく竹。そのまっすぐ立っている様子や美しい緑色には、つい目を奪われてしまいます。特に新緑の頃は、いっそうまぶしいその姿。しかし実は、竹にとっての新緑の頃…つまり「春」は、春夏秋冬で言うと「秋」に当たるって知っていますか?

 竹にとっての「春」と「秋」は普通とは真逆なのです。こういったことから、ほかの木々が落葉する秋は「竹の春」となって、すくすくと勢いづいていきます。「竹の秋」は春の季語、「竹の春」は秋の季語として、たくさんの俳句でも用いられています。昨日は折しも立秋です。酷暑から逃れ、涼しき秋の到来を待ちたいものです.....。

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