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日本が8強の夢を見た

 歴史的1勝は、ならなかった。前日、21時に床につき、翌朝3時のキックオフにそなえた小生だったが、目を覚ましたのは、4時少し前。スマホで途中経過を確認すると、前半終わって0-0であった。これはと思い、真剣にテレビ観戦することとした。

 後半早々、柴崎が、センターサークル内からスルーパス。一気に駆け上がった原口が右足を振り抜く。狙い澄ましたシュートがゴール左隅に突き刺さった。4分後には乾が右足で豪快ミドルで追加点。この時点で、ベスト8を確信した日本人サポータも多かったと思うが、その後、ベルギーの反撃にあい、2失点を喫すると、延長突入かと思われた後半ロスタイムにも失点し、2-3の逆転負け。初の8強入りを、目前で逃した。

 西野監督は口を開いたまま、しばらく動けなかった。目前にあったはずの8強の夢は、最後の数分で泡と消えた。指揮官は批判を恐れず、信念を貫いた。1次リーグ第3戦のポーランド戦では、終了間際、時間稼ぎのボール回しには批判が起きたが、主力を温存。全ては“3度目の正直”で8強入りを果たすためだった。過去2回の決勝T1回戦は、予選リーグで全てを出し尽くした感があり、チームに余力があったかどうかを分析していた。

 「ベルギーはこれから、本当のW杯が始まるぞと思っている。我々も精神的な面で同じレベルに立ちたい」。心身共にフレッシュな状態で挑んだ西野監督だが、一歩及ばなかった。前監督の解任を受け、短い準備期間の中、常に冷静で、選手とのコミュニケーションを大切にして16強までチームを導いた。「最高の化学反応を起こしたい」と語った西野監督のロシアW杯での挑戦は幕を閉じた.....。

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