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刑事訴追の恐れ

 

  衆参の予算委員会で行われた佐川氏への証人喚問は、財務省決裁文書の改ざん理由や経緯について、刑事訴追の恐れがあるとして証言を拒否したため、真相解明にはほど遠い結果となった。
 4月以降は予算委員会がないことから、今のように連日追及する場がなくなり、いったん凪のような状態になるだろうと予測する政治家もいる。果たして、「一件落着」か「逆風加速」なのか?その動向を大きく左右するのは、今後の世論次第である。

 佐川氏のあだ名は“佐川急便” だそうだ。松本清張の小説『点と線』で、省庁の汚職事件に絡み上司から全ての罪を被せられたのは「佐山課長補佐」だったが、今回は「佐川長官」である。あれだけ“有能な人材”と持て囃していた麻生財務相から「佐川」と呼び捨てにされ、詰め腹を切らされた佐川氏、今となっては哀れにも思える。

 そんな汚れ役への“口止め料”なのか、佐川氏へは、なんと4999万円の退職金が支給されるそうな?その原資は、確定申告の際に徴収された我々の血税だ。だが、佐川氏が失ったモノも大きい。本来なら、長官経験者には引く手数多の天下りライフが待っていたはずだ。“渡り”と言って複数の企業・団体の役職を経験し、引退するまでに数億円も稼いだOBもいたとか?残念ながら、佐川氏にはお呼びがかかることはないだろう。となれば、今後の彼は”霞が関”で培った「過去の栄光」で”霞”を喰っていく他には術はないということなのだろうか?

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