師走(シハス)とは、陰暦12月の異称であります。語源については、この月になると、家々で師(僧)を迎えて読経などの仏事を行うため、師が東西に忙しく走り回るため、「師馳(しは)せ月」といったのだとか....。

 週末、訪問診療していた一人の僧侶が亡くなりました。1年前胃癌が発覚し、外科医として手術を勧めましたが、「癌も我が物」と言い、手術を拒否、抗癌剤の内服治療を選択されました。

 恐らく、1年前の12月は師走宜しく、檀家を忙しく駆け回っていたのではないかと推察されます。さすがに今年はそういう訳にはいきません。訪問診療の際には、「癌よ頑張れよ!わしも頑張るぞ!」とお腹を摩りながら、病床で口癖の様に言っておりました。我々医師も「師」の着く職業に従事している訳ですが、なかなか僧侶の境地にまで達することはできません。

 僧侶の臨終も近かったこともあり、本日予定のとある試験への参加も危ぶまれておりましたが、なんとか受験することができました。試験前日の晩、大阪で旧友のおばさん二人と食事を共にし、楽しい姉妹漫才を聞かせて頂きました。こちらは、「師走」ならぬ「シワっす」という感じで、時の流れを感じた週末でありました......。

 

 

 

 

Share on Facebook
Share on Twitter
Please reload

アーカイブ
Please reload

© 2020 きむら尾張町クリニック